月弓 ゆえ

この結末を誰が予想できたでしょう。 食べられてなんぼのフルーツの世界に新たな優しい風が吹き渡ります。 テーマは「新たな命をつなぐ。」 優しい作者さまならではの作品です。 レビューさせていただきます☆ 一度目は、正体のわからないまま読み進めます。キヨさんの姿はおおよそ見えてくるのですが、彼が何者なのかは最後までわからないままラストシーンを迎えました。 二度目は、分かった上での展開になります。すると今度は素晴らしい風景の描写が目に飛び込みます。 まるでふたつの物語をちょうだいした気分です。 皆さまが、甘いけれど悲しい結末を描く中、このラストシーンを思い付くまでに、どれほど苦心があっただろうかと考えました。 そしてこの物語の中からは、必ず納得できる結果を出せること、を教わりました。ありがとうございます。 秋吉さん。 新しいものを書いていく中でくるしくなった時、またこちらを拝読したいと思いました。 白い花がいっせいに木に向かう様子を想像して、むねが高鳴ってやみません。 そして、あれ、サランラップ? 謎解きのように楽しませていただきました! ありがとうございます☆
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