僭越ながらレビューさせて頂きます。 子供だった自分が親になる……本当に大丈夫だろうか? 優しく、気遣いのできる子に育てられるだろうか? と考えることがあります。 私は父親目線になりますが、共感できることが多くありました。 学生の頃は親の存在を軽視していました。仕事を始め、親の気持ちをわかった気になっていました。結婚して、一人前だと親に自慢していました。 でも、新たな命を授かってから、本当の親の気持ちが分かったのです。子供が熱を出せば病院に走り、夜泣きをすればだっこして泣き止ませ、仕事に家庭にと奔走してます。 妻が熱を出して動けなくなった時は、全ての家事を行いました。こんなにも大変なのか? 私は妻に敵わない。それからは、せめて少しでも家事を手伝い、子供とふれあう時間を増やそうと考えるようにもなりました。 妻も、子供も大切なことを教えてくれます。幼い娘が、保育園で頑張って歌う姿を見れば目頭が熱くなります。 恐らく、この小説のように、娘も成長していくでしょう。私はせめて、妻のそばにいてできることをしよう……そう感じました。 繊細で美しい彩りを感じさせてくれる作品。 多くを想像させ、涙を誘い、自分を見つめ直すこともできる秀逸な作品です!
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まず、この作品を読んでいただけたこと、本当にありがとうございます(^^) お母さんだけでなく、お父さんにも響く作品になっているのが分かると本当に嬉しいです。 受け継がれていくものと、その責任と。 本当は、誰にでも思うんです。何かの機に、一言だけでも伝えることがあるのなら、“ありがとう”と言える関係を築き上げていけたらって。 その最たるものが、身近にいる人だと思うんです。 日常を過ごした人同士。悪いところもたくさん見てきて、喧嘩だってするだろうし、理解できないところだって人間同士だからきっとある。 だけど、それ以上にきっと育まれたものがたくさんあるはず。 祝福のその瞬間に、贈る言葉が「おめ

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