喰ウ寝ル

以前読ませて頂いた「奇食」という作品の改訂版ということで早速拝読致しました。 「奇食」よりも背景が詳しく描かれ、主人公の心の変化なども追記されており、その部分がラストシーンの恐怖感をより増長させています。 一度踏み入れてしまえば二度と出られない底なし沼のような絶望は、快楽を求めすぎた過ちなのか。 西さんの作品は幾つか読ませて頂いていますが、この作品は強烈なインパクトを残していたのを覚えています。 高度なその筆致は、脳内にグロテスクさを鮮明に表現させ、味や香りだけでなく食感や快感さえも伝えてくるのです。 虫という生き物が、次第に高級食材に変化するような表現力には感嘆しました。 グロテスクに耐性がある方には是非読んで頂きたい傑作です。
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喰ウ寝ルさんへ こちらも読んで頂きレビューまで有り難うございます。 m(__)m 虫を食べる文化のある地域に育っているので、美味しそうに書くのは難しくなかったですね。 (笑) 最初に書いた時はむしろ悪のりして、とことん美味しそうにと頑張りました。 その為かオチが引き立ったみたいで嬉しかったです。 (^^)

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