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例えば、空を舞うような、生きる喜び
有月 晃
2017/4/21 12:14
うんうん。詩野さんの十八番だよね。 生まれ育った街を離れ、いまからまさに始まろうとしている大学生活。サークルにも入ったし、気になる女性も出来た。 これ以上はないと言って良いくらい、王道でしょう。そして、その王道のど真ん中を、きらきらした言葉、場面設定、登場人物逹でひた走る。これですよ。読者の注意を一身に引き付けて、それをやってのけるのが詩野さん…… もうね、安心して身を任せてたんですよ。 ホンマ油断した。 やられた!と天を仰いだ時には、既に手遅れ。 そうきたか。そんな手を使ってきたか。見事なり…… さぁ、読んで! そして、貴方も詩野トラップにはめられてください。 そうしないと、私のこの悔しさが紛れませんから。とにかく、いますぐ読みましょう。そんな作品でしたよ、ハイ。覚えとけ。
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有月 晃