日々目通ししたり、距離を置いてみたり、またふと思い巡らせたり、焼き切ったり、改めて飛び込んだりして。 痛く辛くでも甘く傅かせたい、脳に脈々と甘い戯言を這わせてくのではなく、五感に対し愛ある痛みをひとつひとつ刻んでいく。傅くものが立ち変わった時の顔は思い浮かべるに堪らないものがある。 快紗瑠さんが過去に描いてきた嗜好できっと描いてくるものと感じた。湿りだとか、眩惑だとかくらりくらりとくるのだろう、と。 良い意味で裏切られた。 官能とは、有り余るだけの刺激と塞ぎ切ってしまいたい愛の果てなんだ、と。 幾たび踏み入れたりするうちにだ。この異常さに慣れ自分が妖になった気さえする。そんな妖しげな華が咲き誇る作品です。 ありがとうございます。堪能致しました。
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