女郎花

とても辛く悲しいエピソードを含んだお話なのに、救われました。 滝(主要登場人物)と同じく、私も救われました。 本文からの一部引用をお許しください。 m(__)m 『何に悩んでるのか、何が辛いのか、ちゃんと言葉にして言わなきゃ分からないんだよ。自分の事を想って察してくれるのを待つばかりじゃダメなんだよ』 物語の主要登場人物の一人、綾斗は、人が助けを求めている声無き声?(ノイズ)を聞きとれる青年なのですが、彼でさえ結局はSOSのノイズは聞きとれても、その内容については言葉にして伝えてもらえないと(内容が複雑であればあるほど)わからないし的確に手助けできないといったことを上記の台詞で伝えているんだと思います。 ましてや、特殊能力など持たない我々ではどうでしょうか? この物語を読んで欲しい大切な人がいました。もちろん、まだたくさんまわりにもいます。 説明し難い苦悩だったり、生きづらさを感じてそれを溜め込んでいるような人には是非読んで欲しいし、作者様が伝えたかったであろうとてもシンプルだけど力強いメッセージや、こんな人の世であろうと慈悲深い優しさにも出会えることがあるという希望を、文字を通して小説を通して感じてほしいと思いました。 連載当時に栞を挟んだままだったのですが、ラストまでちゃんと読めて本当に良かったです。物語の中での滝の苦しみ、自責の念が多少なりにも軽くなったのと同じく、一読者の私も救われました。 ありがとうございます。
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おみさん~、まだしんどい時だというのに、NOISEを読んでくださって、本当に感激です! そして、心のこもったレビューをありがとうございました(;_;) この物語、思いがけず重くて、レビューをしづらかったんじゃないかと思ってたので、本当にうれしいです。 (いや、サスペンスだと思って気軽に読んでもらうのも大歓迎なんですが(*´ω`*)) 普段私はエンタ小説を目指しているので、あまりメッセージ(願い)を強く込めた物語は書かないのですが、これを書こうと思った頃、痛ましい中学生の事件や自殺が相次いで。 きっとみんな、声を出せずに閉じ込めちゃったんだなあ……と、辛くなったのです。 たとえ綾斗のような
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