この物語は、途中まであーこちゃんの成長譚なのかと思っていました。 しかし、違った。 ラブストーリーでした。それもとびきりキラキラした。 星屑になりたい。 それは少女時代にかかりがちな麻疹のようなもので。女性なら誰しもが通ってきた、子供から大人に変わる狭間での葛藤。本気で夢を現実に変えることができると信じた、脆くも強い熱病。 そこに突如現れたサイバティック・ヴァイオリンさん。 無警戒に彼に近づいていく『ゆめあり』の姿には、とてもハラハラしました。だけど、彼は奇抜で突拍子もない印象を抱かせながら、とても温かで、ゆったりとした大きさも感じさせ、いつのまにかわたしも彼女と一緒に彼との時間を楽しむようになっていました。 だからなおのこと、彼が消えてしまった時には、ショックで、身体中の血の気が引くのを感じてしまいました。 恋い焦がれていたのです。わたしもあーこちゃんと一緒に。 そんな魅力的なキャラを描き切る、作者様の技量が天晴れです。 そして、あーこちゃんの口を借りて紡がれる言葉たち。本当に、なんてキラキラと輝かしく、瑞々しいのでしょう。 この言葉たちこそが、まさしく『星屑』であったと、わたしは思いました。 この作品に出会えてよかった。 感動しました。ありがとうございます。
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スターとレビュー、ありがとうございます.:*・゜ もはや読書感想文もかくやというレビューに恐縮しております((( ;゚Д゚))) ねえ、三十年待っちゃうんだものねえ……正気じゃないわねえ……。 そうそう、『自分の宝くじの当選を教える相手は選ぶべし』と高額当選者に配られる冊子には書いてあるそうですよ。そりゃそうだ。 宝くじ、もう何年も買ってないな……一万だったかな、一回だけ当たった。でもそれまでに一万以上はつぎこんでるわ← 熱心に読んでくださり、ありがとうございました.:*・゜
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