いも

 読ませて頂きました。  繊細な言葉が、丁寧な表現を心掛けているのだろうと好印象を与えます。静かではありますが機械的でなく、作者に喋らされている不自然さも無い、きちんと人物が話している言葉でした。自分はこういった文章を書くのがとても苦手でありまして、大変参考になります。  気になる点を挙げるとするならば、話の展開に波を持たせてみる事でしょうか。  『時間や日々の生活に追われ、次第に大事なものを忘れていた主人公』という鍵を、いかにドラマとして見せる事が出来るかと言いますか。忘れていたのを「忘れていた」と言葉で説明してしまうより、日々に追われている様子などで説明すると、より内容に厚みと言いますか、リアリティが増すような気がします。そちらの方が忘れてしまっている感を、より強く出せると言いますか。  そういう話の核に触れるような言葉を使うタイミングを、ギリギリまで取っておいて、主人公が走り出したぐらいから「忘れていた」と初めて使ってみるのも、より話を盛り上げる事が出来るのではと思います。読み手によっては「これは作者が使いたがっているな」と、言葉選びで先の展開を読まれてしまう事があるので、利用すれば読み手を驚かせられる武器にもなるので、言葉の配置に意識を置いてみるのも、よいのではないでしょうか。  ――って、何か偉そうな感じになってすみませんね!? でも、何か挙げるとするならばこのぐらいです。誤字脱字もありませんでしたし、読みやすい文章なので、手に取って貰いやすい話だと思いました。もし私が書いたものにレビューを下さるなら、もうこんな感じにビシビシ書いて下さって構いません。私の方がよほど癖のある文章ですし……。  兎も角。読ませて頂きまして、ありがとうございました。執筆頑張って下さい。
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ありがとぉございます! なるほど、タイミングですね♪たしかに話を詰め込むことに専念しすぎていたので、他に意識がいっていなかった気がします(^-^; 参考にさせていただきますね♪ こちらも伺わせて頂きますので、そのときはレビューも是非させていただきます!

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