早川素子

冒頭からの独白で見事に誘導されましたね。 姉の視点で見た世界はまだ歪んでいるけれど、真っ直ぐで。それ故に多くのものが見えていなかった…あるいは見ないようにしていたのでしょう。 妹からの視点の世界は、とてもリアルで、とても歪んでいました。見方が歪んでいるのではなく、彼女たちを取り巻く環境そのものの歪みが、どうにも苦しくなりました。 ここで明確に語られない、摂食障害の描写も。これは、拒食症の部類ですね。 知らない人にはあまり理解できない世界を、ほんの少し描いていたのが私には印象的でした。こういうところにスポットを当てた作品で、この辛さを知らない人たちが少しでも多く理解できるようなものとして知ってほしいと思っているので、つい余談を書いてしまいました。 そして、表現の巧みさがもう。私には本当に真似できなくて、読みながら地団太を踏んでいました。 “私の胸はまだ熟れていない木苺を裏庭でこっそり囓(かじ)った時のように縮みあがるのです” これはごく一部に過ぎないですが、こういう表現、いつか私もしてみたいです… いやほんと、羨ましいと思いながら、やっぱりまたたびさんのゾクッと作品は大好きすぎるなぁ、といういつもの言葉を贈ります(*´ω`*) 書くたびに、レビューが下手で申し訳なく思います。ほんと。 面白いので、是非みなさんにお薦めします!
・6件
素子さん(;_;)嬉しすぎるレビューをありがとうございます。 以前にゾクッと作品ならまたたびと言ってくださったのが嬉しくて、今回はひたすら後味悪い作品を目指しました。 本当は良子の容姿の描写(それ故に性悪だったけど彼と出会って変わった)とか、コンビニの外に実は姉がいたこととか、書きたいことがたくさんあったんですが、字数を削ることに必死で。 色々と消化不良なんですが、素子さんに好きと言っていただけて救われます。 鳥肌作品のリストにも加えていただけて…泣きます(;_;嬉) レビュー、本当にありがとうございます!
5件
えっΣ(゚Д゚ノ)ノ!? 私の発言がそんな力を…なんて嬉し過ぎるの(´;ω;`) はい、最高に後味悪かったです!笑 良い子のダイアローグで姉の容姿が良くないことが明かされたときは驚きました。だからこそ、妹はその容姿ゆえに性悪になったのだというのは読み取れましたよー!ただ、彼と出逢って変わったというのはたしかに、もう少し文字数ないと厳しいですね、納得。 というか、コンビニの外に姉いたんですか!?わーお。。ちょっとその裏設定を踏まえてもう一度読んできます。 私も字数制限のせいで泣く泣く削る作業をしたり、書きたかったエンディングよりも一つ早い段階で終わらせた作品が二つあるので、気持ちがめっちゃ分
4件

/1ページ

1件