ハルさんの新作イラストが冬可さんの小説の表紙だと知って飛んできました!まさかこのお二人がタッグを組む日が来るなんて、お二方のファンとしては嬉しすぎます!うおおぉ!!! トキメキ度MAXのタイトルとハルさんらしいおふざけ配合の素敵イラストに期待しつつ、一気読み! 正直、読むまでは幼女に振り回される恋愛コメディーかなと浅はかなことを思っていました。 ※以下ネタバレ閲覧注意! 表紙のイメージとは違い、舞台はまさかの現代日本。 内容を簡単に言いますと、嫁姑バトル→息子の担任との不倫→傷害未遂事件 です。 こうして書くと修羅場まとめサイトにあってもよさそうな内容ですが、さすが丁寧な描写を用いて違和感なくその世界へ誘ってくれる筆力の持ち主である作者様。とても生々しく恐ろしい世界へ引き込まれました。 はじめは表紙と内容とのギャップに動揺しましたが…読み進めてわかりました。あの表紙は乙女な妄想癖のある主人公・アヤが、七夕祭りで不倫相手に話して聞かせた夢の、あのシーンだったんですね。 バカっぽい『合法ロリ』の四文字も、読み終わってから見ると切なさに胸が痛くなります。 泣き笑いしながら馬鹿げた夢を話すアヤの横顔を、20も年の離れた不倫相手の鈴木先生はどんな気持ちで見つめていたことでしょう。 あのシーンを表紙絵としてチョイスしたハルさんの感性も素晴らしいです。   アヤが姑に暴言を吐かれるシーンではページコメントの数がやたらと多く、作中では孤独なアヤですが、沢山の女性読者からの「気持ちわかる」「家出決定」「もう姑ヤッちまいな!」などの共感や援護射撃がとにかく面白い(笑) 是非、ページコメント欄も刮目していただきたいです。 最後、アヤを刺そうとして捕まったのが鈴木先生の妹の晴子(ハルコ)ですが、狂ったように兄が好きすぎて怖かったですね…。ホラーかと思いました。鈴木先生の姉の葵(アオイ)も晴子を溺愛していて、二人揃ってアヤに嫌がらせしてきたときは本当にゾッとしました…。 私にもそこそこ仲の良い兄がいますが、ああはなるまいと心に誓いました。 鳥肌が立ったのが章タイトルです。 あれ、全部繋げると文章になるんですね。 こんなところで冬可さんの黒歴史披露とは、ファンには有難い素敵な遊び心です(笑) 冬可さん、あれは黒歴史すぎる!笑 これは好きな人はドはまりする作品です。 私ですか? ええ、もちろんドはまりしました(★)
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