日本人なら誰もが知っている妖怪、ろくろ首。 目が覚めて、自分がもしその妖怪になっていたら、どうだろうか。 本作は、夢から目覚めた主人公がろくろ首になっている自分と邂逅しするシーンから始まる。 状況に対する不可思議、蛇のように首を操る愉しみ、そして……。 為すすべのない身体と、切られてしまった首から上は、どちらが本体なのでしょう。首無しとなった胴体は人間と妖怪、どちらと呼ぶべきなのでしょう。はたまた、首からその上は… 今スマホの画面を覗いている自分の首が、ろくろ首が切られてすげ替えられたものではないと、どうして断言できるだろう。 じっとりとした後味の悪さは、うだつく暑さの夜によく似合う。 とてもおもしろかったです!
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ひいい、憧れのレビューが……! 素敵な感想を書いて頂きまして本当にありがとうございます! 首が天まで伸びる勢いで嬉しいです……(´;ω;`)
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