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プリンセスの宝石たち
こと
2017/7/6 12:31
シリーズ自体が完結してからとは思ったのですが、個々の話は完結と言う事でレビューします。 って言うか書くのが遅くなってすみません。 ハーレクイン小説にあってもいいのでは?と思う素敵な作品です。 主人公は日本の企業に勤める普通のOL由衣。 おしとやかなのかと思いきや、ノホホンとしていて、恐竜(モササウルス)好きと若い女性には珍しい趣味を持っています。 だけどそれがきっかけで王子様とお近づきになるなんて……。 世の中何が起こるか解りませんね。笑 そのお相手と言うのがシャルル公子、見目麗しい完璧な王子様なのです。 その出会いは偶然なのか必然なのか、なんとも素敵な運命の出会いでした。 だけど二人を結びつけたのはモササウルスだけじゃなくて、なにやら過去に秘密がありそう……。 と、そんなドキドキ感も物語を加速させていきます。 こうして出会いシャルルの強い願いにより、舞台はキラキラ輝く公国へ。 だけどそこで由衣を待ち受けていたのは素敵な恋のお話しばかりではないのです。 公国には個性的なキャラクター達が彩を添え、由衣を取り巻き織りなす美しい公国での物語はとても華やかです。 だけど平和そうな公国に漂う不穏な気配。 沢山の要素が詰っていてとても楽しく読むことが出来ました。 争いを知らない日本の女性由衣が、シャルルの下で芯の強い女性へと成長していくのも第一部後半の見どころでしょうか。 さてさて、激動の結末で一部を終えた物語は、第二部蒼海のシュヴァリエへ続きます。
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