守賀透

【レビュー】 小学五年生の千秋は、大人たちに内緒で山に登りはじめる。 家に戻るつもりはない。 流れ星に願い事を……取り消してもらうまでは。 【感想】 michicoさまの丁寧な描写で、千秋のぶつけどころのないイラつきが伝わってきました。 弟の春樹が、けなげでけなげで、もう……。 ≪夜空への願い事≫というお題に対して、「願いを取り消しに行く」というのが目からうろこでした。すばらしい着想です。 そして、そのアイデアを最大限にいかせる構成力。 心の温かくなる物語をありがとうございました。
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