柴谷 潤

狼にはなれない犬と、寂しいとは言えない兎。 最初の一行で自分の気持ちを持っていかれることは、なかなかありません。 作者の言われるように、確かに物語の展開はゆっくりですが、それだけ丁寧に登場人物の心のひだをなぞっていくお話だったと思います。 あまりに進展しない2人の恋の行方も気になりましたが、ヒロインの心にある過去のトラウマがどう昇華されていくのだろう、と思わせる筆致力で読まされてしまいました。 しかし八田先生は「勝将」さんという、かなり男っぽいお名前だったんですね。なんとなく「ヒカル」とか「マサヤ」とか柔らかい名前を想像していました。 先生のような素敵な男性に出会っていないので、私はいつまでもまだ、犬が怖いままです。 本当に素敵な作品でした。ありがとうございました。
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柴谷さん、レビューありがとうございます。しばしばコメントいただいた上、こんなに素敵なレビューまでいただき、本当に感謝しかありません。 主人公が主人公なだけに、なかなか難しい展開になりました。トラウマは、急に全面解決にはならないだろうと思っており、しかも彼女の場合は外部要因もありますが、自分の内面の問題が大きく。中途半端かもしれませんが、1年で多少の成長があったことを書けたらいいなと思っていました。 ハチの名前ですが、お父さんはイカツイ感じの人を想定していまして。強そうな名前をつけてくれたんじゃないかなと思ってます。きっと、おばあちゃま(伝統的な私立女子校の教員で上品な人という裏設定)は、「
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スミレさん、こんばんは。 お忙しいのにコメントいただいて、ありがとうございました。 完結したらレビューさせてもらいたい!とずっと思っていたのですが、いざ書き出すとなかなか難しくてうまく書けずすみません。 この作品が好きだ!という気持ちが伝わればいいな、と思っています。 連載、お疲れさまでした。ありがとうございました。
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