なるほど。大変興味深くご拝読させて頂きました。 『色盲』…主人公は、この病気(?)を受け入れて生活をしている様です。 しかも、それをある意味逆手に取って恋人に草群の中のキャップを見付けて見せたりします。 よく常人に有るはずの五感のうちどれかが欠けている人は、他の能力が常人より発達すると言いますが、この主人公は色盲だからこそ常人には見分けられない色の違いが有る事を恋人に教えているのかもしれませんね。 色盲である主人公の視点だけからではなく彼の恋人の視点をも描き、 二つの視点から一つの風景や様々な色の見方の違いを教えてくれる作者様の着想と手法はいつもながらさすがの一言です! 自分の(ある意味)欠点をただただ嘆くのではなく、その欠点を受け入れ、寄り添い、人生を前向きに生きようとしている主人公に不思議な感動を覚えました。 思考に事欠かない優れた作品です! ありがとうございました!!
1件・1件
にいださん、おはようございます。 この度は、とても真摯で丁寧なレビューをありがとうございました。 めちゃめちゃ地味な作品を発掘してくださり、とても恐縮しております!(座) 私の身内に2人、色盲の人がいます。 決して珍しい現象ではない(男性20人に1人と言われているとか・・)わりに、あまり世間的に対応がなされていないなぁ・・と感じました。 けれど、本人たちはいたって普通で・・。 「見えにくいんだよなぁ・・」なんて言っています。w こんなんだから、周りにいる自分たちも「色盲の人の見え方」などをネットに検索して「わぁ~、こんな風に見えているんだ~!」なんて・・、逆に面白がったりしています。

/1ページ

1件