★ はじめまして!僭越ながらレビューをさせて頂きます! ご拝読後、何とも言えない切ない余韻に包まれました。 そして、静かな感動も。 何気なく雨宿りで入った喫茶店。 洒落た店内。 相席をかって出る気さくな男性とマスターの軽妙な言葉のキャッチボール。 お話の前半は「うわぁ、何ともイキなお話じゃないすか!」と読み進めて行きましたら… 相席の男性が『昔話』を語り始めるに従って…物語は徐々に徐々に、その様相を違うものへと変えて行きます。 なるほど! 物語の全貌が明らかなった時! 彼女がオーダーしたトマトジュース、増えたり減ったりする喫茶店の客たち… その全ての事象が物語の伏線だった事に気付かされ、心底驚きました! 物語の構成が恐ろしく巧みですね! 自殺は… 自分の命を捨てる事は、本当に罪深い事なんですよね! その事を伝える為に、お店に主人公が訪れるのを待ち続ける男性。 そしてその事を主人公に繰り返し教え続ける男性。 自分が彼女を守ってやれなかったばっかりに彼女は死を選んでしまった…と、自分自身を責め続けながら…。 これほどまでに! 深い深い慈しみが有りますでしょうか! 愛って何だろう。 生きるって何だろう。 この作品をご拝読後、様々な思いが去来して来て、思わず魂が揺さぶられ深い感動と切なさに包まれました! 彼女の迷える魂が浄化される日は、来るのでしょうか。 天国で二人が幸せに結ばれる事を願わずにはいられません。 大変素晴らしい作品をありがとうございました!!
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★にいだ★様 最後まで読んでくださってありがとうございます!物語の前半、後半と、物語が変わっていく驚きも、本当にありがたいお言葉です。 素敵なレビューありがとうございました!ファン登録もありがとうございます!

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