藤白 圭

世の中に対し、どこか斜に構えた感じがする主人公が、幼馴染の純粋で、真っ直ぐに「やりたいこと」「夢」に向かう姿勢を、身近で感じていくにつれ、惚れこんでいく姿が手に取るようにわかる作品。 ただ、彼女が繋ぎ合わせる言葉の数々は、最後に「詞」という部分で全てを書き記してあるので、場面場面で書くのは、別の表現(メモではなく、その時の彼女の感情であったり、何かしら違う描写)で描いてある方が、「詞」の重さが更に出てくるのではないかなぁと思いました。 また、今まで詩のジャンルには挑戦していなかった作者様だったと思います。 だからでしょうか。 美しく、綺麗な言葉。 感動的なフレーズ。 それらを組み合わせただけでは「詩」はおろか、「詞」ですら、弱いような気がしました。 自分自身、バンド活動をしていたので、曲だけではなく、「詞」の大切さは身に沁みておりますし、だからこそ、自分はあえて「詩」には手を出してはおりません。 手を出してしまったら、常に感性を磨き、五感だけでなく、「心」という第六感までもを働かさなくては、「詩」というものは書けないと思っているからですし、何十篇、何百篇と描き、努力しなくては成長しないと分かっているからです。(これは絵でも同じことですが、油絵にしても、描き続けていないと、腕も感性も落ちてしまうんです) 小説的には、彼女の「心」が彼が感じたままに語る「言葉」によって、気持ちが変化していく様は、手に取るように感じられ、彼の眩しいまでのバンドに対する情熱も素敵だと思いました。 惜しむべきは、「詞」(ことば)が「詩」(感興・感動を、リズムをもって描く。要するに、曲のない詞(ことば)の羅列を誰が読んでも、曲や音がイメージ出来、更には感触であったり匂いであったり、五感を刺激するもの)として、この作品に組み込まれていたならば……と思いました。 素敵な作品だったので、色々と注文をしてしまいましたが、せっかく詩に挑戦した作者様ですから。 更なる成長の足掛かりとして、更なる発展を願いたいと思います。
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ありがとうございます! その通りだと思います。小説の表現を並べただけのもの。私の実力では、まさに快さんの言われる通りです。 すぐにふざけて笑いに持っていく性格の私ですが、やり方は違えど想いは変わらないと信じています。 まずはチャレンジして意見を聞くこと。そして意見を真摯に受け止めて次に繋げること。快さんの言葉は、私を成長させてくれます。 ホラーに挑戦したときも、快さんの意見は私の糧となりました。そして、本当に書きたい、笑いと感動のファンタジーを成長させます。ファンタジーでも恐ろしい表現や美しい描写は必要です。 私にはもったいないくらいの意見をくれる方々がいます。 うのやんだっ
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タッくん、真摯なコメ返、ありがとうございます。 誹謗中傷は正直、耳を傾けなくてもいいとは思うんだけど(嫉妬や読まずに書く人もいるから)、批判というか、意見は確かに大事に受け止めることで、自分自身の糧になるよね。 わしも、読み専の方とかに、批判されたり意見されたりすることが多いですが、そこまで言ってくれるってことは、作品をしっかり読んでくれて、尚且つ、「こうしたらもっといいんだよ」と教えてくれているんだって、有難く思ってます。(だって、嫌いな相手だたら、無視すればいいことなのに、わざわざ指摘してくれるってことは、その手間暇を考えたら……期待されているともとれるしね←ポジティブwww) 今回の
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