あーる

初めてレビューを書いてみようと気になるシーンを追っていたら、結局最初から最後まで読み返してしまいました! 一度目は、「樋口」という実体の見えない不確かな存在を探し求め、危うく揺れ彷徨う航太をハラハラしながら見守り読み追い、カズハや梶田さんと出会い関わり、ようやく「樋口」にそして「自分自身」にたどり着いた航太が出した答えに、安堵し幸せになってほしいと心から思いました。 航太はとても強く成長しましたよね。 その後、読み返して感じたのはカズハの想いでした。 航太視点でお話は進むので、カズハの細かい心情は詳しく描かれていません。 でも、秘密の答えを知って読み返すと、数少ないセリフや動きの描写だけで、カズハの心情が痛いほど伝わってきました。 子供扱いしたり…そして戸惑い、後悔と苦悩… 同じ文章を追っているはずなのに、二度目はまた違うお話を読んでいるかような感覚になりました。 再読、絶対おすすめです!! ベコメでも触れたのですが、個人的に梶田さんがとても気になります(笑) もがいている航太を大人の配慮で優しく癒して掬い上げてくれた梶田さん。 「なんか疲れちゃってね」 と何事にも深入りしないスタンスだったろうに、航太のことは本人が思っている以上に好きだったんだろうな、と勝手に思い、大人な態度で航太を送り出す梶田さんにも、そんな大人な余裕をなくしちゃうくらい素敵な出会いがあるといいな、幸せになって欲しいって思ってしまいました(笑) こんな風に思ってしまうくらい、たろまろさんのお話の登場人物は皆魅力的でそれぞれが生き生きとしていますよね。 物語が終わっても、そのままその世界で日々を重ねているような、そんな奥行きをいつも感じます。 初めてのレビューで拙い文章お許しください。 これからもいろいろなお話の世界を見せてもらえること、期待しています。
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ぬおおおおおおおおおΣ(゚д゚;) あーーーーーるさんっ! 素敵なレビューをありがとうございます! う、嬉しいヽ(;▽;)ノ こんな感想をいただけるなんて思ってもみませんでした! そうなんです。初回は「謎」を紐解くために読み進める。危なっかしい(病んでる)航太は「信用のできない道先案内人」なんですよね。なので読者様は航太と同じ、先の見えない不安や戸惑いを感じていただけたとのではないかと思います。 そして二回目は……そうなんです。カズハが心情を吐露するのは物語の最後の最後です。そこまでのカズハの気持ちは「秘密」が明かされたあとで無ければ想像できない。そこを拾っていただけたのが滅茶苦茶嬉しいで
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えっ∑(゚Д゚)、あうっ…か、梶田さんでアナザーストーリー、マジっすか!! そんな構想があるなんて、嬉し過ぎますっ! はい、いつか梶田さんの物語が読めるのを楽しみにしていますね(≧∇≦) そして、ストーリーのさらなる解釈、とても嬉しかったです(*^_^*) 読み返した時は、カズハの態度や言葉に、まさにたろまろさんが語ってくださった通りのいろいろな気持ちが透けて見え、切なくて涙しながら読みました。 痛々しく漂うように日々を過ごす航太に食事と居場所を与え、なんとか迷宮から救いだそうと思うけれど、航太がそうなってしまった発端は自分。 そんなジレンマにどんどん追い詰められていくカズハの物言わぬ行動
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