神楽彩葉

月明かりの下、幸せだった頃のふたりはどんな恋人だったんだろう。 どんな話をして、どんな表情を浮かべていたんだろう。 読み進める程に、今は隣にいない「キミ」の面影を色濃く感じてしまいます。 詩の中に、隣にいる描写はないというのに、不思議ですね。 でも、それがこの詩の魅力ではないかと思いました。 大切なものを喪ってから気づくとはよく言いますが、その感情が痛いほどに伝わってきます。 月明かりの下、今は隣にいないキミに馳せる想い──きっとまだ、忘れ切れていなくて、心には愛情で溢れていて。 それを伝える術も持たず、ただ泣くことしかできない様に、私も一緒に泣きそうになりました。 せめて、気持ちを伝えることだけでもできれば、いいのにね。 そう思わずにはいられませんでした。 とても、胸に沁みる詩だったよ。 今回も、女詩会に一緒に参加できて、嬉しかったです(*^^*)

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