清瀬 美月

その淡き白銀というものが、いったいどんな情景に煌めくものなのか、想像しただけでもこの世界観に浸れてしまいますね。 静かで凛としていて。 印象的にはミステリアスな寒色系をイメージしてしまうのですが、それが相対性といいますか、随所に散りばめられている『熱』を余計に際立たせていて、甘いときめきを感じます。 媚薬って、何かきゅんとします。 こう、ドキドキを連想させるといいますか( *´艸`) 幼い頃、ファンタジーな絵本を好んでいた私にとって、トキメキ要素が満載でした。 穏やかなのに、潔い。 揺蕩う世界は逃れられない運命をも感じさせて。 そして最後には、一気に色付き始め、ふわりと風が動いたような気がしました。 月は神秘の象徴だと思います。 光と闇を交互に感じさせ、ドラマティカルな要素が読み手を煽るようで美しい世界観に酔いしれました。 りこさん、またご一緒出来てとても嬉しいです。 素敵な作品をありがとうございました。
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