スズぴー

一通り読ませて頂きましたので、レビューを書かせて頂きます。 活字離れが進む現代人にとっても読みやすい文章だったと思います。 現代人の活字離れは隙間無くびっしりと文字が書かれているのもその原因の1つと言われていますが、パラリと書かれたページ内の文章バランスが私はとても好きでした。 1ページに内容を凝縮しすぎていないので、読んでいても飽きない読み易さがあり、漫画のようにスラスラと読み進めることが出来ました。 小説の進行方法は主に、主人公目線か、クリエイターによるナレーションタイプかの2つに分かれるかと思いますが、本作については後者が採用されています。 ナレーションタイプで展開する物語の良さは、読み手が一歩引いた目線で物語全体を見る事が出来るので、状況を掴みやすい点にあると思います。 読者を置いてけぼりにしない分かり易い文章で書かれているので、あまり小説を読む習慣が無いという人でも無理なく読み進めることが出来ます。 私もナレーションタイプで小説を書いているので、物語の展開のさせ方、登場人物達の心情表現など、色々と勉強させて頂いた作品でもありました。 今後の展開にも期待したいと思います^^
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まずはレビュー、まことにありがとうございますm(_ _)m☆ 先日はコメントもくださり、めるしーぼくーです。 そして、とても興味深い話題! いわゆる「一人称」と「三人称」の問題ですね。共感を得やすい一方、主人公の見聞きしたものしか書けない一人称に対し、三人称にはあらゆる視点から描けるという利点があります。にもかかわらず、昨今の業界には「三人称一視点の原則」などと、三人称なのに主人公視点でしか書いちゃいけないなんていう、ありもしないバカな原則を嘯くトウシロウの輩が横行していて(それには多大な被害被りました)、私も非常に興味あるところだったので嬉しかったです。

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