しのき美緒

サークルから参りました。レビューさせていただきます。 テーマは「嫉妬は愛情の裏返し」で、微笑ましい話です。 しかし、文章が粗く、それが短編だけに目立ちます。 例えば、「ううん。全然、今終わったところ」(76ページ)と新人に言わせていますが、まだ打ち合わせは終わっていません。途中から「家の彼女」が変顔攻撃を始めたので。新人が自分から勝手に打ち合わせを終わらせたらそこで切られます。代わりはいくらでもいますから。 「明らかに似てない顔で兄弟と言う線も落ちもなさそうなイケメン系が新人の子の前でイチャイチャを繰り返す。」(76ページ) 新人の子の前で、ではなく「俺の前で」です。 76ページ「本当にわたしを愛しているなら」以下がこの作品の主題であるので、ここから先は読みやすいです。むしろ、「本当に」以下を書きたいために、導入部分を作ったのかな、と思いました。それだけに殴り書きっぽいので、もう少し人に読ませることを意識してお書きになるといいと思いました。

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