何度も読み返しながら、外道とは何かと考えさせられました。 簡単に悪魔のような奴だといいきれないアルカの存在に、生とは何か、そして、死とは何かを訴えかけられる作品です。 血と殺戮にまみれた世で育ったからこそ、あのような生き方をしてきたのだと感じさせられますが、読み終えた後、ならば、もし、という仮定の世界までどこか広がっていきます。 アルカが行った戦術を見ていくと、鮮やかだものだと思わず唸なされます。 そんな英雄とさえ言われるほどの力を持った彼の一言は、彼の本心なのでしょう。 その本心を叶えられると確信した人物にすべてを託していることを知った時、更にアルカへのとらえ方が変わっていきました。 読むたびに印象が変わっていくこの物語、楽しませていただきました。
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秋吉さん、レビューありがとうございます♪ アルカが外道でも人間らしく見えるのは、やはりその環境のせいでしょうね。 三国志や戦国で知恵や武芸で活躍した人も、本来なら人を殺す外道のはずですから。 自分の命すら策に使うアルカは、外道であっても英雄で魅力のある人物だったのかも知れないですね。 外道に関わりたくはないですが、外道とは何か?と考えるきっかけになったのなら嬉しいです♪ 響くレビュー、本当に感謝です♪
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小さい頃からマンガで日本の歴史とか戦国時代の人を見てきたりしていましたが、私は戦いとか戦略とかあまり詳しくはないんですよ……。 どこかいつも自分と切り離してきたんですが、作品を読ませていただいて、少しずつ考える機会をもらっています。 ありがとうございます!  さすがは師匠! おいしい銀杏を届けます(=゚ω゚)ノ〇
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