うりぴぃ

「口裂け女」、懐かしくて、つい読んでしまいました。 私は岐阜県の出身で、この噂はリアルに経験しています。(奇しくも、現在は平中様のご祖父様と同じところに住んでいます) 当時、私の住んでいた岐阜県の某市ではこの噂で持ちきりでした。子供たちだけでなく、大人までが話題にし、皆、怖がっていました。 けれど、噂はすぐに消え、すっかり忘れていた頃に、全国的な都市伝説として話題になり驚いたものです。 地元での噂と都市伝説には、いくつか異なる点がありました。 「口が裂けた恐ろしい存在が、通りすがりの人を脅し、危害をくわえている」というのが、地元での噂でした。 「口裂け女」は女ではなく、性別不詳の存在として語られていたのです。 もちろん、「私、きれい?」という女性ならではの台詞も存在しませんでした。 代わりにあったのは、口裂け人間に襲われたとされる被害者の勤務する店の名前です。 地域限定な噂話が広範囲に伝わっていくにつれ、ローカルな要素は削ぎ落とされ、元から存在した普遍的な話に近い形に変化していったのではないでしょうか。 世界中の神話や民話が相似性を持つのも、そういった作用によるのかな……と考えたりします。
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大変興味深いお話、ありがとうございます! m(_ _)m☆ まさに都市伝説の伝播する経過と時間・地域による変化を現していますね! これをコメントだけで終わらせるのは、資料的にも非常にもったいない! もしお許しいただけるならば、当作の続編としてエブリスタにUPし、広く研究者や都市伝説ファンの利用に供したいと思うのですが、如何でしょうか? (※話者うりぴぃさんより採取した資料という形の報告リポート的な内容にいたします)
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返信、ありがとうございます。 一読者のコメントとしてご紹介くださるのはかまいませんが、うりぴぃという名前は伏せていただけますでしょうか。 ハンドルネームとはいえ、恥ずかしいので……^_^; 前回のコメントに少し、追加させていただきます。 地元の噂での口裂け人間は、××病院の精神科病棟から逃げて来た患者だと云われていました。 また、「○○○の店員」というワードが付随して語られることが多かった記憶があります。 口裂け人間の被害者が「○○○の店員」だったのか、口裂け人間の前職がそれだったのか、記憶が曖昧なのですが、両方のバージョンがあったんじゃないかと思います。 ××病院、○○○といった具体的な
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