狼歩

1985年8月12日に起こった日本航空123便墜落事故。500名以上の命が失われました。 実際に起こったこの事故をベースとして、この小説は書かれています。 搭乗客、クルーの背景にについては作者の創作なのですが、それぞれの「事情」が細かく丁寧に書かれていて一人一人に感情移入をしてしまいます。 それは、読む側がこれから起こる結末を知っているだけに、胸が締め付けられるような内容なのです。 そして、航空関係の専門用語がたくさん出てきますが、作者の勉強ぶりが窺えます。それは臨場感を高めるのに素晴らしい効果をあげています。 大変な作業だったと思います。 また一つ、Nunoさんの名作ができました。 まだ完結に至っていませんが、むしろ読者には、乗客と共にその場にいるような気持ちを共感しながら読み進めていただきたいと思います。 * 題名の『Squawk 77』(スコーク セブンセブン)とは、航空機の緊急事態発生の信号を示します。
5件・5件
この事故に関して、恥ずかしながら「そんなにたくさんの方が亡くなったのか」という認識しかありませんでした。けれど、520という数字には520もの人生があったのです。当然のことなのに、そこまで思いを巡らせることができませんでした。 現在、手直ししながら少しずつ公開してますが、もっと登場人物を書き込んだほうがよかったかなと、思ったりもしておりますが、ひとりひとりに感情移入すると言って頂けて、とても嬉しく思います。 深く読んでくださり、本当に有り難いです。 もったいないようなレビュー、ありがとうございました。
1件4件
ご丁寧にお返事をありがとうございます。 拙いレビュー、失礼いたしました。 しかし本当にあれだけ仕上げるのは大変だったでしょうね。 続きを楽しみにしています。 どうぞご無理なき様にお進めくださいね。
1件3件

/1ページ

1件