吉田安寿

まさに舞台となっている銭湯のように、ほんわかとした人情味のある温かいお話です。 「ヒナちゃんはどうして話せなくなってしまったんだろう?」 それこそ私は、原因と対策をハッキリさせたいと思ってしまいましたが、トラコさんの「話せなくてもいい」という大らかな見守りにちょっとハッとしてしまいました。もろに何でも急ぎ過ぎる現代人そのものの反応だったな、と。 こちらの銭湯は、古き良き昭和の雰囲気が漂い、ある意味時間が止まったようにゆったりしています。お湯の良さもさることながら、常連のお客さんたちは、そんなところにも惹かれてやってくるのかな、と思いました。そして私も、このお話を拝読する度、ヒナちゃんにお代を渡して銭湯にお邪魔するような感覚でおりました。 勝手な持論ですが、良いお話というのは読み手の世代を選ばないものだと思っています。この作品はまさにそれで、小学生の子からお年寄りの方まで楽しめる幅が魅力です。 小さな子はヒナちゃんと一緒に考え、大人は周囲と取り巻く大人たちや、巧くぼかされた不思議な要素に頭を捻り、絶妙なユーモアにクスリと笑えるのです。 このお話、一読しただけで終えるのはもったいないです。実際私は三回拝読しました。「あれ? この意味って、もしかして?」と、いろいろ考えたくなる「不思議」や「深イイ」が各所に散りばめられていますよ( *´艸`) ステキなお話をありがとうございました。
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こんにちは、よすだ様 素晴らしいレビューを ありがとうございます。 m(_ _)m 書いた本人が あれ、そうだっけ??と なってしまうような すごいレビューに 赤面が真っ赤です~ (敢えて二重に…(^^;) ほんの少しでも ゆっくりとした気分を 感じて頂ければ幸いです。 ありがとうございました。 m(_ _)m
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拙いレビューですみません<(_ _)> うーさんのお話は、日常から少し離れた独特の雰囲気があるので、いつもゆっくりした気分にさせていただいております~(´ω`*) こちらこそありがとうございました。
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