鹿茸

最新まで追いついたので、レビューさせて頂きます。 やはりSFジャンル一位というだけあって、世界観が格別に素晴らしいです。奥行きがあり、尚且つ複雑過ぎず、バランスが良いです。  アルカディアという閉鎖空間の中で生きている人々も、物理的退廃と倫理的退廃という逆境の中で抗いながらも一人一人が懸命に生きている様子が、文章を通してよく伝わってきます。  そして各ジャンルのトップ小説の御多分に洩れず、文章も読み易いです。設定のシンプルさと相まって、かなり人を引き込む事に特化した文章だと思います。  戦闘描写もそれぞれの魔法の解説が丁寧で、二転三転する展開にははらはらしました。戦闘描写の長い作品は他にもありますが、ここまで密度の濃いものは中々ないです。  結論としては展開、文体含めてとにかく読み易く、倫理的退廃がアレルギーでない限り引き込まれる作品だと思います。  これからも更新楽しみにしています。
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レビューコメントありがとうございます^^ 勿体ない御言葉の数々、感謝感激であります(T_T) 私がダークファンタジー、バッドエンド系の物語が大好きで、自分もそういった物語を書いてみたいという願望をずっと持ち続けていました。 普通、魔法などが登場する物語の時代背景は、太古の昔、ドラゴンが存在した時代とかっていうのが主流です。 しかし私は、高度な発展を遂げた近未来系の世界が好きだったので、先述した理由と合わせ、高度な技術がある時代に生きているが、決して幸福な事ばかりではないダークな世界観という設定でエンブリオを書きはじめました。 戦闘描写、世界観の部分については、20代後半になった今でも
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