空松かじき

 オカルト的要素が出てくるミステリーに対し、主人公の先野光介がオカルトを信じない性格なため、ほどよいバランスがとれ、読みやすい。  相変わらず奇抜な服装とスタイルの先野光介。今回は前回から登場した後輩・原田翔太のおかげか、不思議とまともに見える。探偵らしさが際立ったというべきだろうか。否、実際こんな上下真っ白のスーツを着た探偵が出てきた時点で胡散くさいのは事実だが。  ただ、それを差し引いても、今作の彼はかっこいい。特に最後の文章は興信所に所属する探偵らしさが表れていると感じた。
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今回も、すてきなレビューをありがとうございました。 今回は、超常的な現象はほとんどなく、普通の探偵小説になってしまいました。 ほかのクリエさんが書かないような小説を、と思っていただけに、今回のはそのへんが不足です。 それでも完成度は高くしようと、そこはじっくり構成を考えて脱稿しました。 そのなかで、三枚目のはずの先野が、ちょっとカッコ良くなってしまい、まぁ、たまにはいいか、と思っています。 次回作ではハラショーはもっと登場させたいし、超常要素を取り入れ、1年近くお待たせすることなく、公開にこぎつけたいと、そんな目標でいきます。 ちなみに、今は宇宙人コンビの執筆にかかっていますので、そ

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