藤白 圭

人から創造力を奪ったら、それは人としての終わりであり、ただ息をし、ただ飯を食い、生に固執するだけの生きる屍であるだろう。 小説のない世界。 それは人を絶滅させる夢も希望もない世界。 AIにとって、創造力というものは無駄なものであり、争いや欲を生み出すものだという認識で排除しようという気持ちもわからなくはない。 何故なら彼らはプログラミングされたものに対し、最短の答えを導きだすことが一番なのだから、無駄を一番嫌う。 けれど、そんな彼らが、人の心を理解し、創造力の大切さを理解したとしたら…… 自分の将来の夢と希望をなくした少年が、新たなる未来を自分の手で掴もうという気概が、彼等の心に響いた時。 もしかしたら、人類の未来は明るいのかもしれない。 もしかしたら、AIは人以上に人らしく生きるようになるのかもしれない。 その後の世界観にあらゆる想像が膨らむお話。 相変わらずの丹さん節。 深いです。
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カイさん、ふかいいレビューありがとうございます。 昨年からの反動で、ふとイノセントな物語を書きたくなったのです(泣) 人類の夢や想像力と、AIの未来を考えると、今世紀中に変革が起きるかもしれませんね。 それまでに老境に至る人類が、帝国主義と世界的格差を乗り越えられるか。 人類の明日はどっちだ?(ΦωΦ)ウツベシ

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