二瀬幸三郎

二瀬幸三郎です。 拝読させて頂きました。 [死神]と忌み嫌われた自分を庇い、助けてくれる存在が、実は……という設定は斬新と感じられました。 そして、正体を知りつつも……いや、ある意味では正体を知ったことで、その上、全ての真実が語られて尚、その[存在]に対する愛情が深まる様子はまさに、狂気への階段…… 故に、他の方のご指摘にもありますように、真実へと迫る展開が、短編という制約とは言え、台詞による説明のみで呆気ないと感じられました。 また、[死神]が、一転して主人公を生かし続けるようになった理由もわかりにくい感じがします([奥様]が必要になったから生かせ、と依頼をした、と取れてしまいます)。 とは言え、単純なホラーではなく、社会に潜む[医療に於ける暗黒面]に片足を入れたような、社会性も含んだ物語でした。
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