ハイブリッジ

レビューとお詫び。 ちょっと、選考の欄に余計な事を書いたので訂正と新レビューします。 真意は良くないものを選んだということではなく、型破りな面があるので評価されづらい面がある、という意味であります。あと、レビューも少しだけ変えます。 ちょっと驚いた作品。発想の自由さという点では才能を感じました。 最初の舞台設定で、勇者が死んで魔王が旅に出るという、とんでも設定。 魔王が居なくなると何故か人心が乱れる謎の世界観と魔王の代わりを王様がやるというから驚き(その辺りの描写も欲しかった。) 会ってみたら王様が幼女だったりと色々な仕掛けや、ところどころの遊びが面白い。 たしかに何回か読み返さないとわからない表現に再考の余地はありそうだけど独特な世界観の様なものも同時にある様に感じました。 魔王になったヒロインが勇者の来襲に備えて仮眠を取るシュールさが好きでした。(結局、仮眠と読書しかしてない(笑)) そして、もうひとつ、特に良かったのが、魔王になったのに、手持ちぶたさから詩を読むシーン。 こんな発想はたぶん、作者ならではなのかなと感じました。結構良い詩が浮かんだのでメモを探す所も楽しい。(思ったことが本になる世界なので本当は必要ないんですが(笑)) あと、ヒロインの魔王が旧魔王にやられそうになる時に助けに入る男の子のシーンがもっと、くわしく描かれていると良かった。 そういう意味もこめて、男の子視点の方も見てみたい(本になんと書いてあったのかがわかる。) 細かい設定で疑問に思うこともなくはないですが、それを払拭する新しさがあると感じました。

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