(応援) 切なく重く、心に残る素晴らしい作品です。 見たことのないはずの流氷が見え、ギシギシ鳴いている音が浮かぶような、そんな臨場感あふれる描写に圧倒されました。 北の海辺の町に年に1回、夏の一時期だけやって来る五歳年上のいとこ。主人公と彼との交流と、それぞれの成長による関係の変化が、とても繊細に描かれていきます。 (以下ネタバレ) 流氷を見たがっていた(写真を撮りたがっていた)いとこが初めて冬に訪れた時、止めるみんなを振り切って海へ向かったその先で、果たして何が起きたのか……もしかすると読む人によって解釈が違うかもしれませんが……主人公は置いていかれ、いとこは帰らない、流氷によってそれを思い出すことを繰り返しているというのが、すごく切なくてたまりません。 どうしてこんな作品が書けるのだろうと心から思いました。良い作品を書いてくださりありがとうございました、と言いたいです!
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返信が遅くなり申し訳ありません。 黒谷丹鵺さん、レビューありがとうございます。 流氷の描写についてはかなりのこだわりが入っております(笑)あの寒さや空と海の間に浮かぶ異質な白さを表現できたらと、悩みに悩んだ部分だったのでお褒めの言葉とても嬉しいです。 ネタバレ部分の結末ですが、解釈様々になるような結末としました。 (後の改稿後のものでは変えていますがそちらもお読みいただきありがとうございます!ページコメントへのお返事はなかなか間に合わず、こちらでまとめてのお礼とさせてください) 流氷は毎年やってくるものですがいなくなるとやはり寂しいので、その寂しさを作中にも残せたらと思いました。潤ちゃんがどう
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