狸蛹

はじめまして。 レビュー失礼致します。 初めて詠波-UTAHA-様の作品を拝読させていただきました。 流れるようで、なのに、一つの文を切り取るように世界がある。 なんだこれは、と。 私の知らない世界、私の見たことのない世界(当たり前と言ってしまえばそれまでなのですが…)に、時間が止まったか、私の脳が停止したのか、と錯覚いたしました。 また、作品構成に度肝を抜かれました。 思いもよらぬ章構成! これが本当にあの世界観を更に強いものにしているのですね。 『コスモスコープ』 『エンカウンター』 この章では何かの深淵を覗き込んだかのような、鳩尾がフッとするような…なんだろう…不思議な感覚に陥りました。 言葉でこんな世界が作り上げられるなんて…と。 『邂逅』 『水鏡』 この二篇を通して感じたことは「私、生きているんだ」ということ。 個人的には『邂逅』が好きです。 淡々とした文章に感じられるのに、苦しみや嘆き、そういった激情のようなものが迫ってくる。 生きている文章とはこういうことなのか、と。 作品の世界にどっぷりと浸からせていただきました。 素敵な詩をありがとうございます。 長々としたレビュー、失礼しました。 狸蛹
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レビューをありがとうございます。 頭の中で妄想した世界が、少しでも伝わったなら嬉しいです(*^^*) またどこかでご一緒できることを楽しみにしてます♪

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