蓮田いのり

最後まで読んで、もう一度最初に戻って読み直して鳥肌が立ちました。ループしていく終末の世界の中で、昭和、そして平成という言葉がとても印象的であり、希望に見えました。先輩であるサカナシの語り口で話が進み、登場人物の姿かたちの描写など一切ないのは魂元であるという設定だからこそですが、そこに二人が確かに「存在している」のを感じました。とても素晴らしい短編でした。素敵な作品をありがとうございました!
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返信が遅くなり申し訳ありません。 蓮田いのりさん、レビューありがとうございます。 読み返し、ありがとうございます。あの冒頭は狙って書いたのでとても嬉しいです! 年号について考えていた時、次の年号を決める時はよい年になるよう、希望を託して選んでいるのではないかと思いました。いまも、私たちには見えない形で彼らの託した希望が漂っているのかもしれません。 読んでいる方を作品に引きこみたい!という一心で人物描写を省いた本作ですが、蓮田さんを引きこむことができて幸いです。 こちらこそ素敵なレビューをありがとうございました!

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