【コメント】

甘くて、苦い。

恋をして、でも恋をした相手の瞳には、別の誰かが映ってて。恋敵という立ち位置にいるその人は、自分に矢印を向けていて、自分が感じてるのと同じ痛みを抱かせてしまってて。複雑な形の三角関係なので、どんな結末に収まるのか、とても気になってました。それぞれ想い合いすぎて、自分の気持ちを犠牲にしようとして、身動き取れなくて。そんな三人がやっと走り出した時には、私の気持ちも軽くなったような心地でした。一番自分の恋に正直だった人の想いが叶った。そんなラストだったと思っています。誰かの心を思いやる優しさが必要だとしても、それでもやっぱり自分の気持ちも大切にしてほしいですから。最終話で俊介が「僕は幸せだ」と思うのがとても優しくて、「ああ、私も幸せだな」と思いながら泣いていました。素敵な作品をありがとうございました！

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