雪翅

ユイちゃんのお母さんは、この4年間をどんな想いで生きてきたのでしょうか。 愛する人を失って、娘はずっと4年前の続きを繰り返してて、だけど自分は現実を生きていかなきゃならなくて…………この4年間、彼女はすごくがんばって生きてきたんだろうなって、でもやっぱり悲しみに暮れてワッと泣き出したくなることもあったんじゃないのかなって、そう思いました。 ユイちゃんは、自分が現実を突きつけられることへの恐怖以上に、お母さんを悲しませたくなくて、同じ“今日”の中を毎日笑顔で過ごそうとするんじゃないのかな……想い合ってるのにすれ違ってるような親子の気持ちに胸が痛くなりました。 だからこそ、そこに気付いてくれた春樹たちが、これからの二人の希望になれば……そう願わずにはいられないです。 ほんの一瞬であっても支えになれたなら、決して無駄なことなんかじゃない。そこで感じた“楽しい”が、明日のユイちゃんの中にほんの少しでも残ればいいな。 春樹は相変わらず優しくて繊細だけど、今はしっかり地に足付けて歩いていけてるようで安心しました(*´ー`*) 隆也は寂しく感じたかもしれないけど、そうやって春樹が怖がらずに歩けてるのは、やっぱり隆也がいるからなんだよなって思います。自分のこと受け止めてくれる人がいるのは、誰にとっても支えですからね。 表紙の、隆也ウサギの背中が可愛くてたまらないです∩(´∀`∩)♪
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雪翅さん、この番外に、こんなに愛情いっぱいのレビューをありがとうございます。 優しい目線で読んでくださって、感謝です! そして、この物語では脇役のお母さんの気持ちを汲んでくださった事も、すごく嬉しいです。 ここでは多くを語っていませんが、本当に辛い日々だったろうと思います。 そしてこれからも、それがずっと続くと思ったら、やりきれませんよね。 この障害は実際にある病なので、いくつも症例を見たうえで書きました。 家族も、本人も、とてもつらい>< この物語を書いている最中も、書いた後も、本当に春樹たちがやった事は何か意味があったのかどうか、それとも自己満足なのか、ずっと考えました。 でも、雪
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