半ノ木ゆか

心情の描写が丁寧です。気持が変化するときも、過程をしっかり踏んでいて、読者が置いてけぼりになるようなことがありません。「そんなことを言われたら困っちゃうよね」とか、「よかったね。嬉しいよね」とか、携帯の画面を見ながら何度も相槌を打っていました。 キャラクターも一人一人立っていました。二人を中心に、登場人物がほぼ左右対称に置かれていますね。彼らのかけ合いを見るのが楽しかった。面白おかしくやっているかと思えば、ふと真面目な顔を見せてきたり。ときどきお見えになる作者さまには、笑いをこらえるのが大変でした。 読んでいて戸惑うこともありました。視点の切替です。他にも何箇所かあるのですが、ひとつ例を挙げると、12-13ページ。いちか視点のなかに皐月視点が割り込んでいます。心外、皐月くんの心を盗み見たようで、びっくりしてしまいました。
1件・1件
半ノ木ゆかさん 素敵なレビューをありがとうございます。 心理描写が丁寧と言って頂けてとても嬉しいです。 気持ちの変化があるときに過程を踏んでいる、という点は私が作品を作っていく中で大切にしている一つだったりします。 人は何かの出来事や経験によって人格が作り上げられていくと思っているからです。そしてそこを物語として知れるからこそ小説って素敵だなと思っていて。未熟なため、私の場合うまく表現できているかわかりませんが(;´▽`A`` キャラクターもそれぞれの役割を果たせたようでよかったです(*^^*) 特に若葉と樹はこっちが話を強制的にストップさせないとひたすら話し続けてしまうキャラだったので制
1件

/1ページ

1件