井湧敬一

 切ない切ない恋愛ドラマはいくつか見てきましたが、このお話は、それらを遥かに凌駕した、とても胸が苦しくなる物語でした。  読者からは両想いって分かってる、そして、作者様もそれを承知の上で進めているのに、こんなにも想いがすれ違い、哀しくさせるなんて。  何より凄いのは、誰から見ても鈍感な詩織と、はたから見たら余裕しゃくしゃくな鬼束の心理描写を、しっかりと事細かく描かれている事です。    確かに読んでる側からしたら、この二人は何やってんだ!?ってツッコミを、それこそ数限りなく入れたくなりますが、当の本人たちは至って真面目に悩んでるんですよね。  イケメンというのはこんなにもいじわるなのか?って怒りを憶えながらも、きっと彼もピュア故の結果です。よね?(笑)  お互いがお互いに「勘違いなのか?」っていうのは、きっとリアルでは誰にでもあると思います。しかも延々と・・・  多分、誰にでも期待しちゃいけないって思いながら諦めた恋の経験はあると思います。    現在進行形で悩んでる方には、背を押してもらえる作品かも。  出来れば、脚本に落として、どこかに応募して欲しいです。  連ドラになったら、視聴率一位間違いなし(≧▽≦)  僕は、そんな気持ちを抱えながら、次週(翌日ですが(笑))を楽しみに、と、一章ごとに読み進めました。  恋愛小説好きな片には、絶対のお薦めです♪  
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長い話にお付き合い頂いただけでなく、素敵なレビューまでありがとうございました! 鈍感女と面倒臭い男の恋愛は作者である私の予想を超えてそれ以上に長引きました。笑 井湧さんのページコメント頂く度に、どんな内容についてかとつい見返して、ああこんなシーンもあったななんて思い返すいい機会でした。 ありがとうございます。 普段あまり褒められ慣れてないので、あまり褒められると痒くなります。笑 でも恋に臆病な人が読んで少しでも背を押せたらと思っていたので、それが伝わってとても嬉しいです。 この作品は、自分の為だけに書いた、言わば私の大好物のジレとキュンをてんこ盛りした作品です。 ジレが長くて苛立ちも多々

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