藤島 紫

実はこの世界も 神様たちの教室の中にあるのかもしれません。 「世界の作り方」を勉強中の神様たちが、みんなで一つの世界を作っています。 神様たち、まだまだ勉強中なので、 雨を降らせるのを忘れてしまったり、 ちょっとしたいざこざで種を絶滅させてしまったり 反ればショックが登校拒否になってしまったり。 学校の教室の中と思って読んでいると、よくある光景(?)に見えますが 待ってください、これ、神様のお話ですから、 ちょっとしたことが、毎回、割と深刻です。 対に人間が導入された時には、 「何かあったら大雨で亡ぼせばいい」なんて言い出す始末。 なかなかブラックジョークが効いています。 さて 主人公はラップの神様なのですが、 人間がいないと活躍の場がありませんから 人類誕生は待ちに待ったチャンスだったのです。 さあ、ラップの神様!! 今です、活躍の時――と、なったのち、 どのような結末に繋がっていくのか。 是非、ご自身の目でご確認くださいませ。 私は大笑いしました。

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