青木ぬかり

 掌編という短さが最大限に活きた傑作だと思います。  この物語のようなことが本当にあれば……と考えてしまいます。  本作は、冒頭で読者を引き込み、かならず最後まで読ませる「力」を備えています。  また、本作を通じて読者が得るものは、現実の中で読者が置かれている状況によって様々だと思います。  ひとつの「完成された世界」でありながら、受けるメッセージは読む者に依る……。  そういう点においても本作は非常に優れていると思います。  たいへん勉強になりました。  ありがとうございました。   青木ぬかり
1件

この投稿に対するコメントはありません