尾瀬月都

きれいな言葉の流れ、まさに川の流れのようなお話でした。 結局はどこにもたどり着かないのだけれど、やはり生きている以上、流れていかなければならない。そんな諦念のはざまでの出会い。やはり、きれいです。でも、それは消え去ってしまうもの。家で一人になったり、別れを経験したり。 ですが、それは思い出や経験がきっと救ってくれるはずです。この話もどこへもたどり着かないのかもしれませんが、歩いていくこと、進んでいくこと、ただ流されてしまうこと、そのことそのものが大事なのだと、改めて気づかされました。 好みかもしれませんが、最後は買っているのだろう、ともう少し主人公を女性の方に接近させるような言い方の方が全体の座りがよくなる気がします。
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コメント、ありがとうございます。細かいところまで見ていただいて、文学によく精通していらっしゃる方なんだなあ、思いました。 ありがとうございました!
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私はまだ駆け出しなので……(笑) ありがとうございます。 久しく純文学に接していないので、心が洗われた気持ちです。 屋形船のような作品も書かなきゃなぁ、書きたいなあと強く思いました!
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