折梨 平

綺麗なだけではない純愛を、ミステリなテイストで描いた良質のヒューマンドラマ。 愛する人の謎の死の真相を追う男性の側から、次第に辿り着いて行く恋人達の裏側に興味を集中させていくような構成。伏線も多く散りばめられていて、まるで深層的なロードムービーを観ているように景色が変わって読める作品でした。 為るべくして迎えたそういう結末も、それはこの二人なら自然とそう有ると思わせる衝撃の「真相」に胸を締め付けられます。 更なる深みも出せそうなサブキャラクターの展開や物語も、この世界観であれば、僕はこのままこの描き方で良かったのではないかと思います。賛否両論はあるようですが。 倫理観や文化、法律では括れない人間の絆や想いの部分を、読了後に長く考えてしまいました。とても良い小説でした。
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折梨さん、素敵なレビューありがとうございます! この作品はミステリーと思って読むかヒューマンドラマと思って読むかで賛否両論が分かれてるみたいです。ヒューマンドラマとして味わっていただけたようで作者として嬉しく思います。 実はこの作品は大幅に加筆改稿を予定しているので、もし気に入っていただけたならそちらの方も楽しみにしていてください♪ いつもお読みいただきありがとうございます(*゚▽゚*)

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