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虹色鉛筆
青木ぬかり
2018/6/10 23:30
素敵な導入から一気に読ませてくれる作品です。 あえてひとことでいうなら「こころが若返る作品」でしょうか。 初恋も片想いも、そして両思いも、いずれにしても「恋」は日常に力をくれます。 それがもっとも色濃くあらわれる年ごろを描いた物語は、読む者をして過去を回想させる力がありますよね。 現実にあり得るストーリーであることにも、そして読み手に優しい文章であることも本作の美点です。 劇的な展開だけが小説ではない。……ですよね。
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青木ぬかり