受賞

虹色鉛筆

九年越しに再会したのは、どこに引っ越したのかすら知らなかった、初恋の人でした。

瀬橋ゆか

恋愛 完結
14分 (7,998文字)
角川ビーンズ文庫「5分後に失われる恋」収録作品

69 270

あらすじ

『もしかして、俺の目の前に座ってる?』  通学電車、SNSで来たメッセージ。顔を上げると、記憶の中で何度も思い出した君が目の前にいた。九年前の面影を残したまま。

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感想・レビュー 3

奇跡は起こらなくても。

切なくて、きゅんっとしました…! 「初恋の男の子との再会」。 運命を感じさせられるフレーズでわくわくしました!ですが、結果は……。 けっして奇跡は起こらない、ほろ苦い恋の結末でしたね…。 でも、その事
ネタバレあり
 さわやかで、繊細。  いい年した大人からすると、小さなことで主人公の希望はくだけ、失恋します。こんなささいなことが、泣けるほどに悲しい。  こんなささやかなことが、これからさきも笑顔で生きていけるほ
ネタバレあり
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 素敵な導入から一気に読ませてくれる作品です。  あえてひとことでいうなら「こころが若返る作品」でしょうか。  初恋も片想いも、そして両思いも、いずれにしても「恋」は日常に力をくれます。  それがも
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