とても美しい作品ですね。 絵やアーティスティックなことをされているかたの作品は、詩のように美しい作品が多いのですが、この作品には、深い孤独のようなものを感じました。 ずいぶん前に『美男カザレンと悪魔』という絵本を読んだのですが、読後に涙が止まらなかったことを思いだしました。 老いて一人になるところが切ないですね。 死神は自分が殺されたくなかったからではなく、勇者をできるだけ長く生かしてあげたかったから、ずっと姿を現さなかったのかな、など、いろいろ妄想のふくらむ作品でした。
・1件
レビューありがとうございます。 この作品は私の死生観をそのまま寓話にしたものですが、東堂さんの感覚に響くものであったなら嬉しいです。 死神と勇者が何を思っていたかなど、私の答えはあってもそれを読者への答えにするつもりはありませんので、是非考えて頂けると幸いです。 少なくとも、勇者の冒険を最後まで見届けたのは死神だけだったのは確かです。
1件

/1ページ

1件