青木ぬかり

 現代を生きる者の「こころ」を綴った静かな歌……。  私は本作をそう評します。  的はずれであることを恐れずにいうなら、本作は本質としてはファンタジーではなく、むしろ逆……。  地を這うように生きながら、なお憧憬と不安に揺れ動く現代の人の心をリアルに描いた作品なのだと思います。  冒頭から結びまで手が込められた歌、あるいは詩……。  美しい旋律と余韻です。  読む薬……。そんな言葉が相応しいような。  素敵な言葉を聴きました。  ありがとうございました。
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