秋寺緋色

「東の野にかげろひの立つ見えてかへり見すれば月かたぶきぬ」―― 「かげろひ」に虫の「カゲロウ」の意味はありませんが、時の移ろひを感じさせる万葉集の句を思い出しました。  現代語訳は、 「東方の野に日の出前の光が射し始めるのが見えて、後ろを振り返って(西の方角を)見てみると、月が傾いていた」  かげろひ=炎≒命のともしび≒儚なくも輝く生=蜉蝣  陽炎=蜉蝣  みたいな連想妄想にしばし浸ってしまいました。  刻の移ろひ、生きし物の成り立ち、まこと幽玄なり……
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おはようございます^^またまた凄いレビュー、ありがとうございます。拙作を大きく、格調高くとらえて下さり、恐縮しています。 「儚さ」を表現するのは難しいですね。普段自分の命さえいつかは無くなる、ということを意識もしないからでしょうか。 秋寺さまのレビューを読んで、「今を一生懸命生きる」という言葉の意味をちゃんと考えなくちゃ、とおもいました。
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今作「雨があがったら」には、生命の儚さ、尊さ、その軽重を問うという問題意識があると思います。 暮らしやすい世界で、命を大切にしたいと祈るような気持ちにさせられました。 とっても良い作品ですね(^_^)
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