読了したので、感想を書き込みに上がりました。 サークルのトピにて、ご自身が仰っていた通り、率直に申し上げると、何とも救いのないお話でした。しかし、その『救いのなさ』を物語中で曲げる事なく貫き、描き切ったという点で、この作品はまず成功ではないかと思います。 この読後感の悪さ(褒めてます、念の為)は、どことなく乙一さんの作風を思い出しました。 それと、ページ数の割に、大変テンポよく読めました。 ただ、残念だったのは、ラスト4ページで、視点がユースからウンブラに転じてしまった点でしょうか。 勿論、FARADONさんなりに理由があってそうしたのだという事は解りますが、ここまでユース視点で書いていたのですから、最後までユース視点の方が良かったのではないかと思います。 そして、他の方も仰ってましたが、『ユースの』物語が完結していないのも、非常に残念でした。 が、読者に想像を委ねる、という観点から見ると、これも一つの着地点とも思えます。 取り留めのない感想になりましたが、イベントの概要に甘えて、忌憚なく述べさせて頂きました。 何か、今後のFARADONさんの執筆活動のお役に立てれば幸いです。 この度は、イベントに参加させて頂き、有難うございました。
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みなさんがおっしゃるので、たぶんこれは私の文章力がまだまだなんだろうなあとは思うのですが、実はこの作品、一度も「ユース視点」になった箇所はありません。 この作品は最初から最後まで一貫して「ウンブラ視点」の物語です。 これは、いわゆるユースが塔に入ってきてから自身が死ぬまでの、ウンブラによるユースくん観察日記であり、ウンブラの物語なのです。 はぁぁ? っと思われた方。よければちょっと読み直してみてください。 まず最初、ユースは少年と明記されています。これはウンブラがユースの名前を知らないからです。 だから、ユースが名乗りをあげた後は、ユースと呼んでいます。 ※ほかの人物はすべてウンブラにとって
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あー、そうだったんですか。 地の文で、ユースが初めて会う相手(彼のお姉さんを除く)の名前を知っている体なのはどうしてかな、とは思ってたのです。 こちらこそ、読み込み不足、失礼致しました。 いえいえ、やっぱり自分の作品ってついつい語りたくなってしまいますよね。分かります。 後書きの方が長くなったりとか(マテ)。 賞に出す作品だと、字数制限があるので、後書きは書けないんですけどね……(イラストの後に書いたりしてます、私の場合←)。 拙作の閲覧、有難うございます。ご感想、楽しみにお待ちしています。
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