Nuno

盗作することでアイデンティティを保とうとする、人間の内部を鋭く抉った秀作。 だって、注目されたいですもん。 すごいねって言われたいですもん。 その為には手段も選ばない──ここが運命の別れ道。 主人公も、もし最初に「酷評」されてなかったら、偽りの名誉なんて必要なかったのかもしれない。 この主人公を軸に、我が子を"第2のアカウント"という目でしか見られない母親との絡みは、読んでいて胸が痛くなります。悲しすぎます。ですが、いえ、だからこそ、多くの人に読んでほしい。 長くなりました。そして、突然のコメントを、どうかお許しください。 素晴らしい作品を、ありがとうございました。
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Nunoさん、レビューをいただき、ありがとうございます。 タイムラインに日々流れてくる呟きを見ていて、パクリ絵師を題材に書こうと思いました。それも、創作をしている人にとって他人事でない書き方ができたらいいな…と。 華子のラストはやはり心を痛めてくださる方が多く、賞の講評でも触れられていますが、「もっと考え抜くべきだったのかな…」という気持ちもあります。 ともあれ、お読みくださり、嬉しいお言葉をありがとうございました! 励みにさせていただきます。
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