酷暑……夏は暑いと決まってはいるものの、今年はとくに暑い。街路で気温を計れば、かるく四十度ごえ。テレビニュースに映る町の景色には陽炎がゆらめいている。 このカンカン照りをさっと、とりのぞいてくれる清涼感。それが、打ち水。 ただし、この話のなかの“打ち水”は、竜の姿をした水神さまですが。 青年と水神さまの会話が、なんともほのぼのしていて可愛らしいですね。やっぱり、憎めない。 神さまなのに、こんなに簡単にだまされて……いやいや、神さまなんだもんな。心が清らかなんだ。 作者お得意の、人間と、ちょっと不思議な生き物との交流を描いた作品ですね。 今回も魚住ワールド全開でした!
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東堂さんに「魚住ワールド」と世界観を見つけていただいて幸せです! そうです、神様は純粋で清らかな御心なので、騙されたり乗せられたりなんてしていないのです…。すべては神様の掌の上、きっと、多分、おそらく。 ほのぼのした気持ちになってもらえたようで、とても嬉しいです! レビューありがとうございました(^^)
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魚住さんは、こういう感じの人間とそれ以外のもののコンビが、問題(日常的な問題や謎解きなど)をしていく連作短編がむいてる気がします。 今の花薬のお話もいいんですが、神社設定だと、読者も入りやすい気がしますねぇ。 ホラーというよりは、ちょっと不思議なお話で。 そういうの書かれたら読んでみたいです。 前にも同じこと言ったかも?w
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